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日本CTO協会主催 事業所見学ツアー・財団法人鉄道総合技術研究所見学
                                            (2005年2月17日・木)

 鉄道が日本で開業し約130年。わたしたちの「足」として普段何気なく利用している鉄道ですが、少子高齢化や地方の過疎化など、取り巻く環境は厳しくなっているといえます。
 2005年2月17日、変化する環境に常に技術革新で挑戦し続ける鉄道総合技術研究所に見学に行ってまいりました。
 (試験場内は主に撮影禁止でしたので御了承ください。)
 
財団法人 鉄道総合技術研究所とは・・・
   鉄道が日本で開業し約130年。新橋−品川間から始まった日本の鉄道は今や全国に網の目のように広がっています。文字通り、国の動脈として鉄道は日本の発展に多大な貢献を果たしてきました。
 財団法人鉄道総合技術研究所は、1987年JR発足と同時に活動を開始。基礎から応用まであらゆる分野を対象に技術革新へチャレンジしています。
鉄道総研が掲げる研究開発の目標  
  信頼性の向上〜安全性・正確性の追求  
   まず初めに、会議室にて鉄道総合研究所の概要についてビデオを鑑賞。鉄道を取り巻く環境も変化し、それに伴って変化するリスクにも対応するために様々な観点から開発を進めている様子がわかりました。
  多くの人命を預かる公共輸送機関にとって、安全性の確保は最優先課題。様々な事例を想定した危険検知システムの研究・開発を行い安全性の向上を目指しています。
 例えば、雪崩発生検知システム、大型降雨実験装置など様々な自然現象を想定した装置や作業時のヒューマンエラーの研究など。安全に関わる事例は多岐に渡るということが再認識できました。

会議室でのビデオ鑑賞
  低コストかつ安全性の向上  
 
   どの業界にも共通のことですが、設備や車両等の建設やメンテナンスに要するコストの低減は鉄道経営にとって大きな課題の1つです。
 プレキャスト高架橋やラダー軌道などの低コスト・高性能の施工法の開発、また検査・診断方法の向上を目指しています。
授業内容についての説明
ツアー参加者の皆さん
  「魅力のある鉄道」〜バリアフリー化、速達化
   ユニバーサルデザインによる鉄道空間のバリアフリー化や、鉄道の優位性確率のための速達化などの研究も行われています。
   
 
 私たちは、ブレーキ性能試験場を見学。ブレーキは繰り返しの試験が必要なため、ブレーキ部分のみの試験場を設置したということでした。高速化や列車密度の向上には高加減速化が求められおり、高速からの停止にも耐えられかつ安全なブレーキの開発がなされています。
       
  環境との調和〜省エネルギー化・環境保護面の強化  
 

 電力、材料その他のリサイクル、騒音、振動などの軽減化のための開発を行っています。省エネ化として、電力リサイクル車両というのがありました。ブレーキ時に電車の運動エネルギーを電気エネルギーに変換し、車内のバッテリーに蓄積。走行時にはこのエネルギーを使用するという省エネ車両を5年後の実用化に向けて開発中ということでした。

リニアモーターカー
   次世代の鉄道として注目もされているリニアモーターカー。実用化に向けて着実に開発が進んでいます。2005年3月から開幕の「愛・地球博」で「超電導リニア館」が開館。車両の展示や、立体映像で走行中の様子などが体験できる3Dシアターが設けられるなど関心の高さが伺えます。
 
 ロビーには歴代のリニアモーターカーや超伝導磁石などの模型が展示されていました。また、山梨県に設置されている実験線の模型もあり、歴史や走行試験の様子がビデオ放映されました。


実際に走る模型
       
ツアーを終えて・・・
   鉄道はわたしたちにとってあまりに身近な存在のため、新たな技術研究といっても想像するのに難しいというのが事実です。しかし、研究分野は多岐に渡り、車両の改良のみならず軌道やその他設備に至るまで積極的な研究が行われていることが分かりました。運営の効率性を支える低コストと高安全性の両立実現のための開発というのが今回の見学会のキーワードといえるのではないでしょうか。
 
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