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日本CTO協会主催 事業所見学ツアー・ものつくり大学見学(2004年2月26日・木)

 日本で唯一、技術の実学を重視した大学である「ものつくり大学」。基本的技能を基盤に科学・技術の知識と今後、日本の技術者に必要不可欠になるマネジメント能力をもった技術者育成をめざした、従来の理工科系大学とは異なる発想からスタートした大学です。
 2004年2月26日、この「ものつくり大学」を、第1回事業所見学ツアーとしてこの「ものつくり大学」を見学してきました。
 
ものつくり大学とは・・・
  ものつくり大学は、ものつくりに必要な理論的知識と、それを実現できる実践的技術を兼ね備えた、テクノロジスト(高度実践技術者)の育成を目的として設立されました。近年の一般の工科系大学は、先端技術の追求や、解析・分析・シミュレーションに特化する傾向がありますが、ものつくり大学は、科学的・学問的な探求と同時に、現場の知恵をものつくりとその経営に反映させることができる人材を育成しております。まさにMOTやPOM実践の中で教育し、将来のCTOを産業界に送り込む、今や製造業オンリーワンの大学です。
ものつくり大学見学ツアー
ものつくり工房カヌー作成
手作りのカヌー
  「もの」を作る喜びを学ぶ
  ガイダンスを受けてから、まず最初に通されたのが「ものつくり工房」。工業高校よりむしろ普通校からの入学者が多いものつくり大学では、カヌーを作成することから1年目が始まります。教室では、現在も学生たちが思い思いの形をしたカヌーを作成していました。
出来上がったカヌーは実際に校内にある池に浮かべてみて、そこでさらに不具合を確認して修正していく。この経験を通して学生はもの作りの難しさと喜びを学び取っていきます。
  最新の機械で即戦力育成
 
最新機械による授業
最新機器による講義
ものつくり大学は技能工芸部の一学部のみで構成。この一学部が「製造技能工芸学科」と「建設技能工芸学科」の二学科に分れ、それぞれ製造棟・建設棟で学習しています。生産技術や精密加工を学ぶ「製造技能学科」では、メーカーからの寄贈による最新の機器を使い、第一線で活躍する技術者から指導を受けるという、ものつくり大学の特色である現場ですぐに活躍できる人材育成教育を実践しています。私たちが見学したその日も、実際にそのような実践教育を目の当たりにすることができました。
授業内容についての説明
ツアー参加者の皆さん
  プロジェクトリーダー育成カリキュラム
グループごとに家を建築
学生による実際の建物
  つづく建設棟では建築技術や伝統木造などを学ぶ「建設技術工芸学科」の授業を見学。建設棟に対峙するように小さいロフトハウス風建築物が立ち並びます。これは学生たちをグループに分けて、それぞれに一律の資金を配り、資材購入から完成までを彼ら自身に任せるという授業の成果物でした。なかには基礎建築の資材購入にお金をかけすぎて未完成のまま資金が尽きてしまった建物もあります。この、建築作業工程の最初から最後までを実務に近い形でシミュレーションすることにより目的をいかに完遂させるかのプロジェクトリーダー的側面も育てていきます。
   
  今後のものつくり大学  
 
池田豊喜専務理事
池田豊喜専務理事
ひととおりの見学を終え、最後に質疑応答。今後、大学院設立の予定があるとのことで池田豊喜・日本CTO協会専務理事より「MOTコース」の開講予定があるのか、との質問が出されました。ものつくり大学としては、現場でリーダーシップを発揮できる「テクノロジスト」育成にプラスして、次世代を担う技術者育成のためカリキュラムを検討中であるとのことでした。
これら活発な質疑応答のあと、無事に第1回目の事業所見学ツアーは幕を閉じました。
質疑応答風景
質疑応答風景
       
日本CTO協会では、事業所見学ツアー参加者を募集しています。
  第5回事業所見学ツアーは2月17日(木)に財団法人 鉄道総合技術研究所を予定しております。
安全性とその正確さでは世界に類を見ない日本の鉄道。鉄道総研ではより安全と正確の向上を目指し、さらに経済性と環境と調和した未来の鉄道作りを研究し続けています。
  詳細・お申込方法はこちらをクリックしてください。
皆様の参加をお待ちしております。
 
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