日本CTO協会
 ごあいさつ
 協会概要

 技術経営
 MOT・POMとは
 よくある質問
 情報データベース

 認定試験
 資格概要
 資格取得条件
 試験日程

 協会・イベント
 イベントスケジュール
 イベント活動報告

日本CTO協会主催 事業所見学ツアー・花王すみだ事業所見学(2004年5月26日・水)

 自社型MOT人材育成に力を入れ「ヘルシア緑茶」や「健康エコナクッキングオイル」でヘルスケア事業における躍進著しい花王。2004年5月26日、第2回事業所見学ツアーとして690名の研究開発要員を有する花王のすみだ事業所を見学してまいりました。
 
花王・すみだ事業所とは・・・
   せっけん、洗剤、シャンプー、飲料・・・。私たちの身の周りには多くの花王製品があふれています。大正12年(1923年)に設立された花王のすみだ事業所は、全国8ヶ所ある中で唯一化粧品を製造している工場であり、また3ヶ所ある研究開発部門のひとつでもあります。その中は本社部門と生産部門、そして研究開発部門に分れ、従業員の39%(約690名)が研究開発部門に従事しています。
花王・すみだ事業所見学ツアー  
  「よきモノづくり」を追求する花王  
   まず初めに見学ツアーの流れのガイダンスをうけ、そのままビデオで花王の基本理念である「よきモノづくり」を実践するための3つの柱「消費者視点をつらぬく」(マーケティング)・「ネットワークを築く」(ロジスティクス)・「新分野の開拓」(研究開発)にどのように取り組んでいるかの説明を受けました。技術開発に関しては必ずどこかに自社で開発した技術を盛り込むとのこと。
 そのあと、事業所内にある「美容センター」「消費者相談センター」「小博物館」「化粧工場」の見学に移りました。

会議室でのビデオ鑑賞
  モニターの協力のもと、新製品を開発  
 

案内役の鳥居氏
 最初に見学したのが「美容センター」。こちらではシャンプーやトリートメントなどのヘアケア製品・ヘアスタイリング剤・ヘアカラーリング剤などの比較研究や発売前の製品のモニタリングが行われています。モニターは一般から公募しており、消費者相談センターへ電話をすることで登録できるそうです。
授業内容についての説明
ツアー参加者の皆さん
  「消費者の視点をつらぬく」ために−消費者相談センター−
グループごとに家を建築
エコーシステム
   消費者相談センターでは「エコー・システム」という情報検索システムのデモ紹介。一般の消費者からの問い合わせ・苦情・要望に3秒以内で応じられるようにシステム構築されているとのこと。また、1クリックで医師からの専門的な問合せにも対応できるようになっていました。
 このシステムに入力した消費者からの苦情・要望は翌日にはレポートとして役員や社内各部門に配られるようになっており、消費者からの要望を製品に反映している事例も紹介していただきました。
   
  花王「清潔と生活」小博物館  
 

小博物館入口
 次は小博物館を見学。こちらでは時代と花王製品の移り変わりの両方が分り易く展示されており、洗剤の「ビーズ」や「ワンダフル」など今となっては懐かしい製品も大事に展示されていました。ここでは私たち以外の海外から見学グループにも遭遇。世界各国から見学に来ていることが窺えます。

花王の歴史が一目で
       
  化粧品工場  
 

最後に化粧品工場を見学。こちらは撮影不可となっているため写真はありませんが、ロボット工場となっており「ソフィーナ」「AUBE」の生産ラインをほぼ無人の状態で稼動していました。

 モニターによる自社製品の研究にせよ消費者相談センターにせよ、アウトソーシング化している企業も多いと思います。しかし花王では自社でできることは自社でまかなう、という姿勢がこのことからはっきりと窺えます。確かに外注することでコスト削減につなげることはできますが、自社にとって貴重な情報源となる消費者からの声を大切にし、決して採算だけで運営をしない。「平凡の積み重ねが非凡を生む」という、花王の人材教育にもつながる地道な努力がこのことからも垣間見えます。


これより先は撮影不可
       
日本CTO協会では、事業所見学ツアー参加者を募集しています。
  第5回事業所見学ツアーは2月17日(木)に財団法人 鉄道総合技術研究所を予定しております。
安全性とその正確さでは世界に類を見ない日本の鉄道。鉄道総研ではより安全と正確の向上を目指し、さらに経済性と環境と調和した未来の鉄道作りを研究し続けています。
  詳細・お申込方法はこちらをクリックしてください。
皆様の参加をお待ちしております。
 
Copyright(C)2003Japan Association for Chief Technology Officer,Tokyo,Japan.