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日本CTO協会主催 事業所見学ツアー・日本航空 羽田整備工場(2004年10月14日・木)

 テロや災害、原油高騰と航空業界にとっては厳しい状況が続く昨今ですが、顧客のニーズが決して無くなる事はありません。常に満足のいくサービス、安全性を追求し、快適かつ最良のフライトを実現するために航空業界は様々な努力を惜しみなくしています。今回は、あらゆる技術が集結する飛行機の整備・点検を行なう整備工場にスポットをあててみました。
 2004年10月14日、第4回事業所見学ツアーとして「日本航空 羽田整備工場」を見学してまいりました。
 
日本航空 羽田整備工場とは・・・
   安全な飛行を行なうため飛行機には定期的に点検・整備がなされます。一定時間のフライトを終えた飛行機をまるごと格納庫(ハンガー)に収納し、分解やX線を使うなどして細部にわたり徹底的にメンテナンスを行ないます。日本航空 羽田整備工場では、政府専用機の点検・整備も行なうほど高い技術と信頼性を擁しています。「JAL(日本航空)の整備局は世界でも指折り」と言われるほどの実力ある整備工場です。
日本航空 羽田整備工場見学ツアー

  様々な技術の集約  
   まず始めに、JAL整備上ビル内にてJALジャンボ旅客機のしくみやJALに関する基礎知識についての説明がありました。飛行機の機体には重量を出来るだけ軽くするために、材料(アルミ、エポキシ樹脂)や構造(ハニカム構造:ハチの巣のように六角形で構成された耐久性に優れた構造)、高い接着技術など様々な技術が盛り込まれていました。また機体設計にも無駄が無く、一つの技術の使用によりいくつもの効果を得られる効率的な構造になっているとのことでした。ここでは、機体の一部を切り取ったものや模型などを実際に手に取らせていただき、飛行機の質量や構造などを体感したり直接見たりすることができました。
 その後、質疑応答の時間へと移行しました。ツアー参加者の皆様からは技術についてや管理・運営体制についてなど様々なすばらしい質問が出ていました。

講義の様子
このまま質疑応答へ
 

徹底した点検と整備
信頼性管理  
   JALの整備工場では飛行機の製造会社であるボーイング社と技術情報を共有化し、常にコンタクトを取りながら航空局の定めた詳細にわたるマニュアルに沿って各整備を行なっています。また、他の飛行機にも波及するような事故が起こった場合、航空局から世界中へゼブラタイム(グリニッジ標準時)で整備の指令が行きわたるようになっており、ボーイング社に限らず常に他機関とコンタクトをとり、情報を得ながら整備をしています。



  整備現場へ  
 

 見学ツアーは室内でのガイダンスを終えると、実際の整備現場である第二ハンガー(格納庫)へと移りました。第二ハンガーでは一機の旅客機が整備されており、機体の前方・後方・内部・下部・ハネなど各部へ案内いただき、それぞれについて説明いただきました。飛行機は各国で作られた各部品をアメリカに集め、組み立てた後日本へ(各国へ)自ら飛行して来るのだそうです。日本では電子機器・コンピュータ・イス・タナ・ハネの一部・タイヤ・内部の壁・キッチンなどあらゆる部品を作っています。

 


エンジンの前で説明を受ける
見学者の皆様
   
確かな技術を維持するために
 

整備中の飛行機の
周りを一周

 飛行機は20年以上も飛行が可能です。それには確かな技術はもちろんですが、それを維持するための定期的な徹底した点検・整備によってなせる業なのです。実際に、JALから中古ジャンボ旅客機が他国やNASAなどに売られて使われており(スペースシャトルを運んでいる飛行機はJALから売られたもの)、その技術と耐久性の高さが証明されています。
  ツアーを終えて    
   私達が身近に利用するものなだけに、ツアー参加者の皆様は大変興味深く見学しているように見受けられました。交流会は時間と立地の都合上、今回は行なわれませんでしたが、実に内容の充実した見学ツアーでしたので皆様にご満足いただけたかと思います。

 



ツアー後の集合写真
       
日本CTO協会では、事業所見学ツアー参加者を募集しています。
  第5回事業所見学ツアーは10月14日(木)に日本航空を予定しております。
「航空」という”安全・安心”が最も重要視される企業です。事故が許されない企業の技術的な取り組みやリスクマネジメントを学ぶ絶好の機会です。実際の現場を知ることで、学習の理解度がさらに高まります。
  詳細・お申込方法はこちらをクリックしてください。
皆様の参加をお待ちしております。
 
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