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日本CTO協会主催 事業所見学ツアー・アサヒビール神奈川工場(2004年9月15日・水)

 「アサヒスーパードライ」の、開発と巧みなマーケティング戦略とによる大ヒットで業界に一大旋風を巻き起こし、現在では国内ビール・発泡酒市場でのシェアの3年連続首位を獲得している(2004年1月調べ)アサヒビール株式会社。ここ数年の冷夏等の異常気象にもめげない強靭な企業力・経営力は一体どこから来るのか。
 2004年9月15日、第3回事業所見学ツアーでは2002年に完成したばかりの「アサヒビール・神奈川工場」を見学してまいりました。
 
アサヒビール神奈川工場とは・・・
   2002年、物流のインフラが整った神奈川県南足柄市に、東京の工場が移転するかたちで設立された神奈川工場。世界最高水準の品質管理技術と最新鋭の設備を備え、そして廃棄物再資源化100%、完全ノンフロンの実現など地球環境問題にも積極的に取り組む、まさに新時代を担うといえるビール工場です。
   
  アサヒビール神奈川工場見学ツアー  
   工場へ着くと、その素晴らしい景観ととても澄んだ空気に驚かされます。なんだかおいしいビールが生まれそうな予感さえしてきます。
 まずはじめに、映写室に案内された我々はVTRでビールの製造工程やアサヒビールの企業理念の紹介を受けました。「ビールは品質・鮮度」をモットーに、世界各地から選りすぐった麦やホップ、酵母といった原料を用い、各工程では徹底した品質管理がなされていました。代表的なシステムとしては、各部門・各工程において品質保証書を品質管理部門へ提出することを義務付けるという「太鼓判システム」。各部門で太鼓判を押されたビールは品質管理部門でさらなるチェックをします。                                     
 VTRでの紹介の後は、スタッフの浅輪氏・谷口氏の案内によるビールの製造工程の見学へと移りました。

豊かな自然に囲まれた工場
  最新の設備による優れた生産システム  
 

工場の全容についての
説明を受ける
ツアー参加者の皆様
 完成から2年と、新しい神奈川工場は最新の設備が整っており、各工程におけるコンピュータ管理によって、スムーズかつスピーディーなビールの大量生産と効率的で的確な品質管理を実現していました。もちろん味や品質のチェックは人間の手によってしっかりなされていました。また製造工程だけでなく、出来上がったビールを効率よく搬送するためにも優れた設備が活かされ、生産から流通まで一貫したシステムの中で行なわれていました。

麦汁などを作る
巨大な仕込み釜
(工場内部は撮影禁止)
  環境保全への取り組み

グループ全体で行なう
社会貢献活動
   神奈川工場は、完全ノンフロン化、廃棄物際資源化100%の実現、風力発電の利用、排水の徹底管理、工場敷地の50%が緑地(法定では25%以上を緑地にしなければならない)であるなど、地球環境に十分配慮された工場です。こういった取り組みは20年30年後の工場のあるべき姿を考慮したものとのことです。将来を見据えた工場作りは、新開発商品をあらゆる環境の変化に左右されにくくする受け皿を作ることにもなり、スムーズに生産、市場にのせることを可能にするのでしょう。
   
  更なる飛躍を目指して  
 

総合酒類提案企業へ
 アサヒビールは、ビールや発砲酒を軸としてウイスキー、ワイン、スピリッツ、低アルコール飲料などの各酒類や「食」「健康」といった様々な分野に事業を拡大しており、研究開発を生活文化の創造に役立てた「総合酒類提案企業」へとさらなる挑戦を続けています。

出来たてビールの試飲
       
  ツアーを終えて  
 

見学ツアーの最後はできたてのビールの試飲。ビールは鮮度が大切だということがわかりました。できたてはやはりとてもおいしいものでした。

 一秒でも早く新鮮なビールを消費者の元へ届けるために、「ビールは鮮度と品質」という良い意味での「こだわり」を社員全員が明確に理解し、的確な需要予測と適正供給により、工場出荷から店頭に届くまでのリードタイムを縮小、コクとキレを見事に同居させたあのアサヒスーパードライの味を最大限引き出すことに成功しているといえるでしょう。

 新開発商品や技術を経営に活かすには、全社的な共通意識、現在の社会の流れを読む力、将来を見据えた柔軟な経営基盤を作ることが、重要であると実感させられたツアーとなりました。


質疑応答風景
       
日本CTO協会では、事業所見学ツアー参加者を募集しています。
  第5回事業所見学ツアーは2月17日(木)に財団法人 鉄道総合技術研究所を予定しております。
安全性とその正確さでは世界に類を見ない日本の鉄道。鉄道総研ではより安全と正確の向上を目指し、さらに経済性と環境と調和した未来の鉄道作りを研究し続けています。
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皆様の参加をお待ちしております。
 
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